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2009.07.24 Friday author:ryumurao

禁句: 『勝つ』『負ける』『○○決戦』『○○さんのもとじゃ戦えない』

先週のフリーペーパー「R25」に、『選挙ポスターは誰がつくっているの?』という記事がありました。記事によると、「地元の知り合いが、選挙ポスターをつくっている」ということでしたが、いやいや、僕もつくっていますよ(笑)、地元の知り合いじゃないけど。しかも、いろんな党のポスターのディレクションを、今までやってきました(でも、一選挙では、守秘義務もあるので、もちろん一党分のもにしか関わりません)。

また、先月のスターブランドCLUBのシークレットセミナーでも、海外の選挙ポスターなどの事例を、オーディエンスに写真とともに披露しましたね。海外の選挙キャンペーンのチラシやステッカーなども、いろいろ僕はサンプルとして持っています。

このブログを読んでいる方の中には、知っている人も多いと思いますが、アイ・パッション社の社員全員が使っている“赤いアタッシュケース”ありますよね? あのアタッシュケースの僕バージョンのものには、たくさんのレアものステッカーが貼ってありますが、その中に「クリントン/ゴア」というステッカーがあります。あれは、クリントン大統領と、ゴア元副大統領(現在、環境の人)の一期目の選挙に出馬したときのキャンペーンステッカーです。

アメリカの本選挙は、あらかじめ副大統領を決め、2人で選挙キャンペーンを行います。その人選にも、国民は注目しているわけです。マケインが、自身のイメージアップや年齢のハンデのカバー、女性の人気の獲得のために、「自分が大統領になった暁には…」ということで、副大統領候補に女性であるペリンを選んだのは記憶に新しいですね。

この内容のブログを書こう書こうと思っているうちに、解散・総選挙という運びになってしまったので、いやはや時間が過ぎるのは早いなと思いますが、今日、僕は“政治家クレド”を、ここでつくりたいと思います。

つい最近のブログにも書きましたが、僕は、政治家のコメントに(悪い意味で)ビックリさせられることが多々あります。古館さんも報道ステーション内で、そういったコメントの映像の後は、あきれ顔+無言です。きっと多くの人が、同様に感じていることと思います。

特に、現段階で、政治家の口から「(選挙に)勝つ」「負ける」「○○さんのもとでは戦えない」「これではみんな共倒れだ」なんて話が出てくるのには、あきれます。だれも、そんな言葉は聞きたくありません。国民は、政治家の一大“就活”スペクタルを見たいわけじゃないのです。

これらの発言は、ぜんぶ「自分軸」「政党軸」「自分の立場と職の確保軸」です。今、国民が感じているのは“不安”です。将来への、言い表しようのない“不安”です。その不安に対して、「国は、どう考え、どう動こうとしているのか?」、これが聞きたいのです。しかも、具体的な表現で!

いろいろ細かくお話しすると、また『最近のブログはトゲトゲしてる』と言われるので(笑)、話をショートカットしますが、要は「戦争用語」を使わないことです。これを“政治家クレド”にしていただきたい。

政治や選挙は「戦い」ではないのです。政治や選挙は、国自体や、国民の生活をよくするためのものです。

でも、メディアも含めて、すぐに『○○決戦』という表現をしたがるのが現状です。だから、いつの間にやら「勝つ」とか「負ける」とか、「○○さんのもとじゃ戦えない」となってしまうのです。

これはビジネスも同じです。ビジネスや経営の世界においても「戦争用語」は使われがちです。「シェアを奪う」「ライバルを蹴落とす」「お客を囲い込む」…。会議室で話されているボキャブラリを聞いたら、お客さまは、きっといい気持ちにはならないでしょう。だから、僕が関わる会社は、いつでも、どこでも、必ず「お客さま」を表現するときは、「客」でも「お客さん」でもなく、「お客さま」にしているし、僕の書籍には、一切の「勝つ」「負ける」「勝ち残る」という言葉は出てきません。「戦略」だけは、ビジネス書の棚に置かれないと困るので、なくなく使っていますが…。

みなさんが何気なく“物流”という意味で使っている「ロジスティックス」という言葉も、ちなみに戦争用語です。あれは、もともと軍事物資を運ぶときに使っていた言葉です。

でも、結局、そういう戦争用語でビジネスを語るから、「ビジネスは汚いもの」と一般常識が出来あがってしまうのです。

違います。ビジネスは、関わる人を喜ばせるものです。「ビジネス=喜んでもらうこと」です。その対価としてお金を頂戴し、それで税金を払い、雇用を生み、価値や健全な競争を生み、発展していくのです。その発展に自信を深め、人類は、また成長・進化していくのです。

教育機関に向けての講演をすると、はじめから「腹黒いビジネスの世界から、しかもコンサルタントとかいう、一番あやしい類のがやってきた」という空気が会場にあったりします(笑)(全員が僕の書籍を読んで会場に来るわけじゃないですからね)。最後は、もちろん皆さん「すげえ良かった!」となってくれるのですが…、これは「ビジネスの世界が、主に戦争用語を使っているから」が原因です。

とにかく、ビジネスも政治も「戦争用語」を極力使わないこと! これ大事です。

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