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2014.09.01 Monday author:ryumurao

あとがき (『変えるは会社の毎日のお仕事』より)

このブログでは、しばらくシリーズで村尾隆介の過去に書いた書籍の“あとがき”だけをお送りします。

本好きな方で「あとがきから読む」という方は少なくありません。

なぜなら、そこにこそ著者のすべてが映し出されていると考えている方が多いからです。

今、どうしてこのタイミングで、この企画をやるのかについては、またいずれ発表したいと思います。

ブランドに興味を持っている方のみならず、生き方と働き方の一致を模索している方にも、

きっとヒントにしていただけると思います。


スターブランド スタッフ一同

****

リブランディングは新しい顧客づくり


この本は、これで終わりです。
ここまでの長いお付き合い、本当にありがとうございました。

ブランディングを、ずっと仕事にしてきた私たちは、
高級バッグやアパレルという意味ではありませんが、
当然“ブランド”が大好きです。

1日24時間ブランド戦略について考え、
それをお客さまのさらなる喜びのため、
もしくは会社・業界を前進させるために活かすことを、
毎日ビジネスの最前線で繰り返しています。

でも、あるときにふたりで話していて思ったのです。

「ブランディングをしましょう」「ブランドをつくりましょう」
というのは、これまで一生懸命やってきた会社・お店に対して
失礼にあたるのではないかと。

本書の冒頭でも触れましたが、意識しているかいないかは別として、
会社やお店には、現時点でもブランドがあります。

「ブランド=記憶のこと」という定義で考えれば、どこだって少なからず、
お客さまや業界から「覚えられていること」があるはずだからです。

だから、究極的にいえば「ブランドをつくる」ではなく、
どんな会社でもお店にとっても、それは「リブランディングを行う」が
正しい表現だと、私たちは考えています。

ブランド戦略、ブランディング、リブランディング、ブランドの刷新、
ブランドづくり…と、実に様々な表現を書籍の中ではしてきましたが、
行き着く先はいつも同じです。

「はじめからブランドをつくるという発想でいきましょう。
そうしたら、きっとうまくいくから」

これが私たちの伝えたいメッセージです。

そして、ことリブランディングに関していえば、
このメッセージも最後に付け加えておきたいです。

「リブランディングは新しい顧客づくりのこと」

ブランドの刷新を行うならば、絶対にこれを目指す。

新しいお客さま層が来てくれなければ、そのリブランディングは失敗。
このことをメンバーが一瞬たりとも忘れなければ、

それはきっといいリブランディングのプロジェクトになることでしょう。


星の数ほどある書籍の中から、この本を手に取ってくださって、
本当にありがとうございました。

皆さまの会社がリブランディングの話題で盛り上がり、
スタッフが一丸となって事業のさらなる進化に夢中で取り組んでいく姿を
夢みています。

最後になりましたが、東日本大震災の被害にあわれました皆さまへ、心よりのお見舞いを申し上げます。

一日も早く、また平和な気持ちで穏やかに過ごせる生活に戻れることを、
お祈りしております。

この書籍の印税は被災地の復興のために使わせていただきます。

私たちは、この本の執筆期間中にチャリティ講演を行うため一緒に岩手を訪れたのですが、そのときに現地でたくさんのビジネスリーダーの方々と意見交換をしました。
そして、私たちが今できることは何かを考えました。

結果、やはり私たちはスモールビジネスやブランドに関わるところで、今後は復興支援をするのがいいのではないかと考えました。

ですので、この書籍の印税は漁業の網で沿岸部の女性たちがミサンガをつくり、ネットを通じて全国に販売する活動で知られる「三陸に仕事を!プロジェクト」のさらなる飛躍のために使わせていただきたいと思います(www.sanriku-shigoto-project.com)。

このプロジェクトに関するレポートは、森川綵の会社のホームページもしくはブログで、また村尾隆介の会社のホームページもしくは本人の公式サイトで定期的に行っていきます。

ありがとうございました。

日本のどこかで、皆さまにお会いできる日を楽しみに待っています。
ぜひ、そのときは声をかけてくださいね。


森川 綵 ・ 村尾 隆介

***

日本にも必要なリブランディング戦略


まずは、この書籍の編集を担当してくださった朝日新聞出版の大崎俊明さんへ、
心からの感謝を述べたいと思います。

本当に、お世話になりました。ありがとうございました。

都内の書店で行われた私の講演会に足を運んでいただき、そこでお会いしたのが、はじめてでしたね。
その後、すぐに手書きのお手紙をいただきました。

そこで感じた熱意と誠意を、今も鮮明に覚えています。

企画の途中で震災もあり、脱稿までの時間が予定よりも大幅にかかってしまいましたが、
ようやくこうしてひとつの形になりました。

きっとスケジュールや各方面の調整などで苦労されたと思います。
本当に、ありがとうございました。


また、その講演会とは、この書籍にも再三登場する<中川政七商店>の13代目社長・中川淳さんと共に行ったものでした。
この場を借りて、中川淳さんにもお礼を伝えさせてください。

いつもさわやかな刺激を、ありがとう。同じ時代に生まれ、同じブランド戦略の世界で活動し、
同じく日本の小さな会社を何とか元気にしようと、日夜走りまわっている中川さん。
尊敬しています。これからも一緒に、ブランディングの力を駆使して、
日本をより良い方向に導いていけたらと思っています。
本当に、いつもありがとうございます。

そして、同じくブランド戦略の世界の住人で、
今回の書籍の共著パートナーを務めてくださった森川綵さんにも、
言葉では言い表せないくらいの大きな「ありがとう」を伝えたいです。

綵さんなしでは、この書籍は生まれていません。
ブランド戦略の専門家としての、そのセンスもさることながら、
人柄やキャリアの積み重ね方、会う人会う人を魅了するスター性…、
すべてを心底リスペクトしています。

このタイミングで出逢えて、本当によかった。
この出逢いは、私にとって宝のようです。

「ブランディングの力を、ビジネスのみならず、社会全体の“よりよい”のために使う」

いつも一緒にこう話しているように、今後もいろいろなことを共にできたら嬉しいです。
お疲れさまでした。そして、ありがとう。

タイプフェイスの渡邊民人さんとスタッフの皆さま、いつも素敵なブックデザインをありがとうございます。
もう、ずいぶんたくさん一緒にお仕事してきましたね。
これからもよろしくお願いします。

そして、読者の皆さま、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうして私の書籍を読んでくださったり、講演・セミナーに足を運んでくださる皆さまのおかげで、
私が専門とする「小さな会社のブランド戦略」も、今では日本のビジネス界全体に広く浸透するようになりました。

テレビや雑誌でも、「小さな会社こそブランド戦略」「ビジネスは、はじめからブランドを目指すのが大事」というフレーズを、
あちらこちらで見聞きするようになりました。

私にとって、これほど嬉しいことはありません。
この先、もっともっと日本の社会全体がブランド戦略の重要性に気づき、
ブランディングに関心を持ってくれたらなと思っています。

というのも、今後さらに加速すると思われるグローバリゼーションの中、
日本は持っている力を最大限に価値化していく必要に迫られるはずだからです。

国としても、会社として、はたまたひとりの人としても、これからの日本は、国際社会の一員として、
より高度なコミュニケーション能力が求められるようになってくるはずだからです。

そんなときに、私たち日本人の多くがブランディングという発想や手法を知っているか否かでは、
結果が大きく変わってくる。私は、こう考えています。

日本は、いいものをたくさん持っています。試しに世界中の人たちの中にある、
日本や日本人についての記憶を探ってみれば、その多くがポジティブなものであるはずです。
日本は紛れもなく優れたブランドです。

しかし、この本のテーマでもあったように、それにあぐらをかいていてはいけません。
いいものを残しつつ、常にブランドとしての刷新や発信を繰り返し、
新しい日本のファンを国内外に生み続けていかなければ、日本も安泰とは、この先とてもいえません。

今は日本もリブランディングが必要な時期なのかもしれません。

まさか「日本のリブランディングのために…」と、この書籍を手に取った方はいないと思いますが、
少なからず、これがひとつのきっかけとなって、ひとりでも多くのビジネスパーソンがブランド戦略に興味を抱けば、
それは小さくても偉大な一歩だと思います。

読者の皆さまと、一緒にいい時代をつくっていけることを強く願っています。
今後とも、よろしくお願いします。

最後までお付き合いくださって、本当にありがとうございました。

また、こうした活動を共にずっと続けてくれている仲間たちである、浜口隆則さん、
小針一浩さん、代永加世子さん、大石香織さんにも、感謝の気持ちを伝えます。ありがとう。


そして何よりも自分を生んでくれた両親に感謝します。
どうすれば人や社会の役に立てるのかを、幼いときから教えてくれたおかげで、
今こうして志を持って毎日仕事に取り組むことができています。本当にありがとう。


村尾 隆介

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