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2007.05.20 Sunday author:ryumurao

スシポリスと日本の国家ブランド(後編)

僕は、そんなことよりも、世界に友達がいない日本が、このようなカタチでも、一部の人から「愛されている」ということに、素直になり、自己評価を冷静にするべきだと思っています。

むしろ、「そんなにスシを食べるのにも、つくるのにも夢中になってくれてアリガトウ!」というべきです(ちなみに、スシポリスにより、「世界に正しいスシを食べさせる」を徹底したら、マグロをはじめ、ますます水産物が日本に入ってこなくなります)。

もちろん、日本政府は、ロール系のスシ(インサイドアウトロール)の話だけをしているわけではありません。海外の「日本食店」の多くは、韓国人系、中国人系の移民によって経営されていて、そこも“正したい”ようです(僕は、全然OKだと思いますけど。ロシアなんて、ロシア人経営のスシ屋ばっかりだし、日本にだってたくさん日本人経営のフランス料理屋やイタリア料理屋、韓国料理屋、中華料理屋があるし)。

でも、僕は問いたい。
じゃあ、日本政府は、それらの現地の韓国人系、中国人系の日本食屋の経営者に代わって、もしくはそれよりも先駆けて、海外に、「ヨシ!日本の本当の味を教えてやろう!」と、ベンチャー魂をもって、海外に根を張るくらい強い日本人を、高度成長期以降、教育によって育てようとしてきたか?韓国人移民、中国人移民には、そのチカラがあるのです。そこを評価しないとダメです。

ですので、この質問への答えは、「ノン」です。

組織の時代から、個人の時代に移り変わっても、バッチリ「組織型」に向いた人しか世の中に輩出しないような教育をプログラムしか政府や役人が考えてこなかったことの結果なんです、このスシの話は。

「ハングリーさ」も、「イテマエ力」も、はるかに世界基準から言えば、今の日本人は正直、かつてないほど低い!だから、代わりに「日本人以外の人がスシを世界に伝えている」のです。自然な流れです、極めて。

それが面白くないんだったら、「ゼロからイチにする能力を持つ人間」、「『英語ができる』ではなく、『英語を使って世界で勝負ができる』人間」を、この日本で生んでいくということを、教育を通じて考えていくしかありません。そこを怠っておきながら、「スシポリスはないだろ!?」、というのが、僕の今日のポイントです。

この話を政治家にしたら、きっと、「いやぁ、ムラオ先生、日本は文字通り“豊か”なんだから、しょうがないよ、それは。日本以外へわざわざ移住して日本料理店をやる必要ないもん。わざわざ、そんなことしなくても...」と反論してくること必至です。

そうしたら、僕はこう言います。
「あんた本気でアホでしょ?国の状態が良いときに、次の展開を考えることが政治家の仕事でしょ!エネルギー、教育、治安、外国人労働者・・・、どうすんの?なんか具体的なビジョンでもあるの?」

そしたら、きっとこういうことになります・・・、『その問題は先送り』(笑・・・ごっちゃないけど)。

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